鶴丸あやは、夫を東京に殘し、京都地検に赴任。娘・りんと京都で単身赴任生活をしている。本人はワイドショーや井戸端會議等大好き(要するにオバサン)で、非常にバイタリティあふれている。押しが強く、自分が納得するまで徹底的に疑問を追求するが、その際の彼女の判斷の基準になるのが「主婦のカン」である。鶴丸あやの「主婦のカン」は、部下を辟易させても、司法修習生をこき使っても、京都府警と罵りあっても、時に地検上層部に睨まれても、幸か不幸か全く気にしていない。そんな過程を踏まえていきながらも、事件の真相を解き明かしていくミステリーである。